初めてのボカシ肥づくり(嫌気発酵)

土・肥料・園芸用品

春からの野菜作りに向けて、「ボカシ肥」作りに挑戦してみました。

秋に有機栽培に挑戦するも失敗。要因はたぶん肥料。途中から有機肥料の油かすを購入したものの、肥料効果が現れるまで時間が掛かり、うまく使いこなせませんでした(ToT)

油かすや米ぬかなどの有機肥料は、土の中の微生物が分解して吸収されて肥料効果が現れるので時間がかかります。

効果が現れるのを予想して、あらかじめ仕込んでおかないといけないもののようです。難しい…

そこでボカシ肥

有機肥料をあらかじめ発酵させたものです。肥料効果が早く出るので、元肥にも追肥にもいいらしいと知りました。

市販のものもありますが、原料が明確なものが欲しいと思い、自作することにしました。

作り方は、好気発酵嫌気発酵があります。

好気発酵は、酸素を必要とする微生物の力を借りて発酵させる方法です。熱を持ち、途中で混ぜなければいけなかったりしてプロ向きなイメージです。

嫌気発酵は、酸素を必要としない微生物の力を借りる方法です。時間はかかりますが、密閉して完成まで放置します。

マンションのベランダで作るので、匂いが気にならなく簡単そうな嫌気発酵で作りました。

ちなみに、仕込んだのは去年の12月23日です。

こだわりの原料

用意した材料はこちら。

  • 米ぬか 500g
  • なたね油粕 1500g
  • ごま油粕 500g

原料もかなりこだわってみました。

無農薬の米ぬかと、非遺伝子組み換えの国産なたね油粕(カホクのなたね油粕)、そして国産ごま油粕(カホクのごま油粕)です。

油粕はどちらも圧搾法で一番搾りされたもの。※【2018.11.18 追記】こちらの会社のごま製品に産地偽造が発覚しました。外国産ごまも混ざっていたものと思われます。

米ぬかとなたね油粕だけでもいいようですが、ごま油粕も入れてみたら、かなりごまの匂いが強くなってしまいました。

作成!

これらの材料をよーく混ぜます。

そこに裏山から持ってきた腐植(落ち葉が分解させて出来た土)を混ぜ入れた泥水(約700㍑)を入れました。

この土の中の微生物が働き、発酵するのだそう。しかし、この土でいいのか心配だった為、更に腐葉土も入れてみました。

ギュッと握っても水がしたたらず固まり、

つつくとホロリと崩れる固さに。

しっかり空気を抜いて、ビニールの袋に入れます。

空いている発泡スチロールがあったので、これに入れてしばらく放置。

その後の確認

数日後、発泡スチロールの蓋を開けてみると、ごま油粕の匂いが気になり、「もしかしたら空気漏れてる!?」と心配に。念のため、圧縮袋にも入れました。

2ヶ月経ちました。袋を開けてみると、お味噌のような香りがします!!

あんなに匂っていたごまの香りはしません。発酵してる気がします(*^^*)

ただ、本には白カビが生えたら完成とあったのですが、白カビは生えていません。

ボカシ肥作りは、主に『有機・無農薬 マンガでわかるコンテナ菜園の裏ワザ』という本を参考にしました。

この本にはプランターでの有機栽培の方法が書かれてあります。プランターでの有機栽培の本はたくさんありますが、ボカシ肥を使った方法が書かれてあるのは珍しく、私はこの本で初めて知りました。ボカシ肥の使用量も、これから参考にしたいと思います。

うまく完成したのかは自信がないのですが、この肥料を使って、春からの野菜作りに挑戦してみたいと思います♪

コメント

  1. 爺さん より:

    初めまして!爺さんです。
    ボカシ肥について参考までに。
    2ヶ月も密閉したのに乾燥で失敗とは、残念でしたね。
    原因
    ⓵水分が多過ぎた。
    ⓶発酵の為の餌が足りない。
    (米ぬかが足りない)
    ⓷発酵菌の問題、

    参考改良点
    新鮮な米ぬか→1㎏
    油粕→500g
    発酵菌→適当(土着菌)
    水→200cc

    • Rin より:

      初めまして!コメントをいただき、ありがとうございます!!
      気づくのが遅くなってしまいまして、大変申し訳ございません。
      実は先月も新たにボカシ肥作りに挑戦したのですが、早く気づいていたらと悔やまれます。
      コメントを拝見し、特に水分はもっと少なくても良かったのかもと思いました。
      情報が少ない中、本などを参考に手さぐり状態でやっているので、アドバイスとても参考になります。

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