イチゴを育てて3年目、今年も可愛い実をつけてくれました。
イチゴは、ランナーが伸びてたくさん子株ができるので、毎回植え替えて株を更新して育ててきました。イチゴは多年草ではありますが、ウイルスを保有していたり、だんだん実をつけなくなるらしいと知ったからです。
毎回思うのは、「本当に更新した方がいいのか?そのまま親株を育てるのとどう違うのか?」ということ。
一昨年更新するとき、親株を一株だけ植えっぱなしにしていて検証したかったのですが、すっかり忘れていたようです。昨年の更新時に再チャレンジでまた一株だけ親株は植えっぱなしに。
今回こそは、イチゴは植えっぱなしで大丈夫か、更新した株とどう違うのか、検証したいと思います!
ちなみに育てているイチゴは、年に1回収穫期を迎える一季なり性の「宝交早生(ほうこうわせ)」という品種です。今年のイチゴ、あまり手を掛けられていません…(^_^;)
2年目の親株の様子

2年目の親株は、すでにある程度株が育っているので、スムーズに花が咲いて実をつけてくれました。※人工授粉しないと奇形果もたくさんでき、それは取り除いています。
ピーク時は一度に8個の実をつけました。過去最多です!実は小さいですが、手を掛けていないのにこんなに実をつけてくれるのは嬉しい。
余談ですが、今回のイチゴ栽培では肥料を少量しか与えていないためか、毎年たくさんつくアブラムシがまったくついていません!
イチゴは、育てていると株元が分かれて増えていきます。(ランナーでではなく、根元からいつの間にか分かれている。)株自体も増えて、それぞれが蕾を持ち、一度にたくさん実ができたみたいです。
しかし気になる点もあります。8個の実をつけたあとその後の蕾が出てこないのです。一度に実をつけて株に負担が掛かったのかもしれません。実の数をもっと制限したり、追肥すればよかったかも…
更新した子株の様子
昨年更新した子株の様子です。
更新した子株は3株育てていました。子株は、コンスタントに数個ずつ実をつけている感じです。


1つの株は今回蕾をつけず、収穫できませんでした。花をつけるのは諦めたらしく、早くもランナーがどんどん出てきています。葉の数がもともと少なかったので、株が充実していなかったみたいです。


もっと追肥や水やりをしていたら、この子株も実をつけていたのかもしれません。とはいえ、すべて同じように育てて、この差が出てしまいました。
育ててみてわかったこと
2年目の親株と更新した子株を育ててみてわかったことは、どちらも実をつけるがその量は管理次第!ということを実感しました。
今回、トータルでつける実の数は親株の方が多い気がします。まだ子株で実をつけているのもありますが、このペースだと親株と同等かそれ以下だと思います。子株があまり大きくなってないからかな。
それぞれの違う点は、まとめてみるとこんな感じです。
知らぬ間にウイルスにかかって病気になっている可能性があるので、2、3年で更新した方がいいと書いてある本もありました。イチゴ農家さんは定期的に更新するようです。
あと、株がどんどん分けつしてくるので、プランター内が狭くなったら減らす必要性はあると思います。
まとめ
以上のことから、毎年すべて更新する必要性はないのかなと思いました。むしろ同じように育てて、一度につける実の数がこんなに変わるなら、今までの労力はちょっと無駄だった気もしてしまいました。
病気を持っていて弱ってしまう可能性はあるらしいので、そのリスクを回避するためには保険として更新した株も少し準備しておくと確実です。
でも家庭菜園だしそこまで厳密にしなくても、一年置きくらいに数株更新しておくくらいが負担も少なくいいのかなぁと思いました。
今回、2年目の親株はそのままでも大丈夫と実感しましたが、3年4年と育てていくと弱っていくのかもしれません。そのことも検証していけたらと思います。