今年もボカシ肥を自作します!
昨年末に初めて作ってみたボカシ肥は、野菜やバラなどの花に効果アリでしたd(^-^)

今年の経験から更に成分バランスを考えて、来年使う分を作りたいと思います。
寒くてベランダ出るのも億劫ですが、頑張ろ〜
ボカシ肥とは?
ボカシ肥とは、米ぬかなどの有機肥料を発酵させて薄めた(ボカシた)有機質肥料です。元肥えや追肥として使用できます。
なぜ発酵させるのかというと、早く肥料効果がでるようにするためです!
他にも、有機物を生であたえると、窒素飢餓が起こるとか根を痛めることがあると聞きます。
以前、油かすを生であたえたことがあります。
窒素飢餓や根を痛めるということは特にわかりませんでしたが、肥料効果を感じるまでに20日以上もかかってしまいました(^^;)
有機肥料を植物が根から吸収するには、土中の微生物が有機肥料を分解する必要があります。
ボカシ肥はあらかじめ発酵させることにより、植物に吸収されやすい状態になり早く肥料効果が出るのです。
私がボカシ肥を作る理由

市販の有機肥料はどこ産の何がどれだけ入っているのか、わからないことがほとんどです。
せっかく無農薬・有機栽培で手をかけて育てるので、肥料も納得したものを使用したい。
そう思ってみつけたのが手作りボカシ肥です。
ボカシ肥は、材料や肥料成分割合をお好みで作ることができます。
嫌気発酵で作る

ボカシ肥の作り方は、好気発酵と嫌気発酵の二通りあります。
好気発酵は、酸素を必要とする微生物の力で発酵させます。
嫌気発酵は、酸素を必要としない微生物の力で発酵させます。
嫌気発酵は密閉して作るので、匂いを気にすることがなくベランダ向き。
好気発酵に必要な、途中の切り返し(混ぜること)も不要なので、手間も掛かりません。
前回初めて作ってみて、材料を混ぜたら放っておくだけなのでとっても簡単でした!
ということで、今回も嫌気発酵で作ります。
ちなみに嫌気発酵のデメリットは、好気発酵よりも完成まで時間がかかること。
昨年は12月下旬に作り、出来上がったのは3月上旬でした。
使用した材料と成分割合
目的別に、今年は二種類作ります!
①実もの野菜や花用に、リン酸多めの肥料

前回作ったボカシ肥でうまくいかなかったのがミニトマト!葉が紫色になったり、くるくる丸まったり、「チッソ多いよー、リン酸少ないよー」といった症状がずっと続きました(^_^;
実もの野菜やバラなどの花の為に、リン酸多めの肥料を米ぬかメインで作ります。
材料

昨年はもっと少ない材料で作りましたが、今年はいろいろ入れてみました(^^ゞ
計算してみると、チッソ3.8%・リン5.2%・カリ1.3%くらいの成分割合になりました。※大体です。素人の計算なので、合ってるかわかりません。
②葉もの野菜用に、チッソ多めの肥料

ベビーリーフなども育てるので、葉もの野菜に有効といわれるチッソ多めの油かすメインのも作ろうと思います。
材料
こちらの成分割合は、チッソ 4.7%・リン 3.2%・カリ 1.1%くらいかなぁ?と思っています。
作り方
- 水以外の材料を混ぜ合わせます。
- 水を少しずつ加えて混ぜます。
- ビニール袋を二重にして中にいれて、空気をしっかり抜いて結びます。
- 日陰の涼しい所で放置。完成まで待ちます。(私は発泡スチロールに入れて保管してます。)

完成は、2~3カ月後の予定です。発酵した香りがすれば完成です。
まとめ
春まで良い感じに仕上がるよう、微生物達にお任せしたいと思います。
今回の成分量で思惑どおりに育つのか、育ててみないとわかりません(^_^;)毎年実験です。