プランター栽培での、ボカシ肥(有機肥料)の効果的な使い方や注意点

土・肥料・園芸用品

ベランダ菜園用にボカシ肥を作りはじめて3年目になりました!

今年使用する分も1月13日に仕込み済み。

現在の状態を確認してみると、発酵した香りがして白カビも生えています。完成していました。

小分けの袋に入れて、春からのベランダ菜園の準備は万全です(*^^*)♪

有機肥料が植物に効く仕組みは独特だと思います。2年間使ってようやく慣れてきました。

そこで、“私が感じる”ボカシ肥の効果的な使い方、使用時に注意していることについて挙げたいと思います。

微生物の力が必要

ボカシ肥など有機肥料を使用した有機栽培では、土の中の微生物の存在が必須です。(上の写真は土に接した葉っぱが分解されちゃった様子)

化成肥料は植物にすぐ吸収される状態であるのに対し、有機肥料は土の中の微生物により発酵&分解されてから吸収される状態となるからです。(※ボカシ肥は、途中まで発酵が進んだ状態なので早く効く)

しかし限られたプランター内の土は、微生物の種類が偏ったり減ったりしがち。

微生物を増やすために、腐葉土などの堆肥や近所の山の腐植土(発酵して土になりかけの落ち葉)を混ぜいれています。

微生物が住みやすい環境づくりも大切です。住みかとなる、もみ殻くんたんも与えています。なんか…飼っているみたいですね(^_^;)

農薬や消毒を使用すると土の中の微生物も減ってしまうので、使用せず育てています。

与えるのは控え目に

ボカシ肥に限らず、肥料のやりすぎは禁物です。植物は栄養過多となり、虫を引き寄せてしまいます。

適量与えて健康に育てることにより、虫の発生を抑えることができます。

といっても、これがなかなか難しいんですけど。

与えるときは埋める(白カビに注意)

ボカシ肥は、高確率で白カビが生えます!

白カビは害もなく、むしろボカシ肥を分解してくれる良い存在です。

しかし、ベランダにカビが生えたプランターを置くのは気持ち悪いのです(-_-;)

元肥として全体的に入れると、表面全体に白カビが生えることも。だからボカシ肥を与える時は埋めています。

元肥としての与え方

1、ボカシ肥を土全体に混ぜます。

2、その上に、肥料が含まれていない土を全体に被せます。(厚さ1cm以上)

この状態ですぐに種をまいても大丈夫です。が、中には白カビが生えることがあります。

種まきの1ヶ月くらい前に土の準備をして、水をやって放置しておくとカビがおさまって土が落ちついたころに種まきができるのでより安心です。

 

追肥としての与え方

1、穴をあけて、ボカシ肥を入れます。

2、周りの土とボカシ肥をかるく混ぜてから、上に土を被せて塞ぎます。

これで土の表面には、白カビは発生しなくなります。

雨の力で効果up

雨が降ると植物は急成長します。

急成長のチャンスの時期に栄養不足にならないよう、追肥は、雨予報の何日か前までにしておくと効果が早く現れます。

ベランダ菜園なので雨は直接あたらず、定期的に水やりをしています。それにも関わらず雨の日に成長するのは、湿度が関係していると思われます。

カビは、じめじめした環境が大好き。動きが活発になり、ボカシ肥の分解&植物の吸収が早まるのかなーと思います。

コバエに注意

暖かくなってくると、有機肥料にはコバエがわきやすいです。ボカシ肥も例外ではありません。(室内で育てるプランターには与えない方がいいです)

対策の一つとして、土が湿っているとわきやすいので、なるべく渇きぎみに保ちます。

ボカシ肥を使用して一年目、私がコバエに一番効果があるなと感じたのは粘着テープです。

100円ショップで購入した粘着テープをちょこっと工作して使用。(切って折り曲げてテープでとめ、割りばしにさしただけ)驚くほどたくさんとれます(^_^;)

でも見た目が気持ちいいものではありません。「なんとかならないかなー」と思いながら二年目、コバエは劇的に減りました。

理由は、クモが住み着いてくれたから!

バラの木には巣を作りやすいらしく、鉢植え一つに対し、一匹以上のクモが住み着きました。そのおかげで、気になるほどのコバエは見なくなりました。

有機栽培は、益虫の力を借りることができると楽です~

まとめ

  1. 微生物の力を利用する。
  2. 控え目に与えて健康に育てることを意識。
  3. 白カビが生えるので、埋める。
  4. 雨が降る前の追肥はすぐ効果が現れる。
  5. 益虫の力を借りると楽~。

以上、私が感じるボカシ肥を有効に使うコツです。やっぱりちょっと独特です。

 

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